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ページ名: HowToSetupEnvironment

利用環境の設定方法

moduleコマンドによる利用環境の設定

開発環境の設定方法

計算プログラムをコンパイルする場合,コンパイラやライブラリに応じてパスや環境変数を設定する必要があります. moduleコマンドによりパスや環境変数を一括で設定することができます.

窓口サーバでは,以下の環境設定用コマンドが利用できます.

名称

種別

設定用コマンド

GNUコンパイラ (GCC)

コンパイラ

(ログイン直後から使用可能)

Intelコンパイラ

コンパイラ

module load intel/2025

AMDコンパイラ (AOCC)

コンパイラ

module load aocc/5.0.0

Intel Math Kernel Library (MKL)

数値計算ライブラリ

module load intel/2025

AMD Optimizing CPU Libraries (AOCL)

数値計算ライブラリ

module load aocl/5.0.0

Intel MPI

並列計算ライブラリ

module load intelmpi/2025

Open MPI

並列計算ライブラリ

module load openmpi5.04

例えば,IntelコンパイラとIntel MPIを利用したい場合は,以下のようにコマンドを実行して下さい.

$ module load intel/2025
$ module load intelmpi/2025

開発環境を切り替える際には,以下のコマンドを実行し既存の環境設定を削除した後,新しい開発環境を設定します.

$ module unload [モジュール]

ロードしているモジュールは以下のコマンドにより確認できます.

$ module list

利用できるモジュールは以下のコマンドにより確認できます.

$ module avail

インタラクティブジョブやバッチジョブにより,計算サーバでコンパイラや各種ライブラリを利用することも可能です. その際には以下のコマンドでmoduleコマンドを有効化してください.(.と/の間にスペース)

Singularity> . /etc/profile

ソフトウェア利用環境の設定方法

情報メディア基盤センターの研究用アプリケーションを利用する場合,利用するソフトウェアに応じて環境変数を設定する必要があります. 例えば,MATLABを利用したい場合は,窓口サーバにて以下のコマンドを実行してください.

$ module load matlab-R2024b

その他,以下の環境設定用コマンドが利用できます.

ソフトウェア名

バージョン

設定用コマンド

技術処理

MATLAB

R2024b

module load matlab-R2024b

構造解析

ABAQUS

2025

module load abaqus-2025

COMSOL Multiphysics

6.3

module load comsol63

電磁界解析

ANSYS HFSS

24.r2

module load hfss

計算化学

Gaussian

16 Rev.C.01

module load gaussian16

  • HPCクラスタで研究用アプリケーションを利用するには計算機利用申込書の提出が必要です.
  • 申請方法は http://imc.tut.ac.jp/research/form を参照してください.

MATLAB以外のアプリケーションは計算サーバにインストールされています. moduleコマンドを実行する前に,以下のコマンドでmoduleコマンドを有効化してください.(.と/の間にスペース)

Singularity> . /etc/profile

ソフトウェアの環境設定を削除する場合は,以下のコマンドを実行してください.

$ module unload [モジュール]

ロードしているモジュールは以下のコマンドにより確認できます.

$ module list

利用できるモジュールは以下のコマンドにより確認できます.

$ module avail

ログイン後の環境設定方法

以下のファイルを編集することで,ログイン後の環境を自動的に設定することができます.

  • shの場合: ~/.profile
  • bashの場合: ~/.bash_profile, ~/.bashrc
  • cshの場合: ~/.cshrc