編集不可のページ History 添付ファイル

 

ページ名: HowToSetupEnvironment

利用環境の設定方法

moduleコマンドによる利用環境の設定

開発環境の設定方法

計算プログラムをコンパイルする場合,並列計算用 MPI やコンパイラに応じて環境変数を設定する必要があります. 例えば,並列計算用 MPI として Intel MPI を,コンパイラとして Intel コンパイラを利用したい場合は,以下のようにコマンドを実行して環境変数を設定して下さい.

$ module load intelmpi.intel/2022.1.2

その他,以下の環境設定用コマンドが利用できます.

並列計算用MPI

コンパイラ

設定用コマンド

Intel MPI

Intel コンパイラ

module load intelmpi.intel/2022.1.2

Open MPI

Intel コンパイラ (19.0.4.243)

module load openmpi.intel-4.0.1

-

Intel コンパイラ

module load intel/2022.1.2

-

GNU コンパイラ

module load gcc-7.3.1

開発環境を切り替える際には,以下のコマンドを実行し既存の環境設定を削除した後,新しい開発環境を設定します.

$ module unload 環境設定

例えば,IntelMPI, Intelコンパイラの環境から,OpenMPI,Intelコンパイラの環境へ変更する場合は,以下のようにしてください.

$ module unload intelmpi.intel/2022.1.2
$ module load openmpi.intel-4.0.1

ソフトウェア利用環境の設定方法

各種ソフトウェアを利用する場合,利用するソフトウェアに応じて環境変数を設定する必要があります. 例えば,MATLABを利用したい場合は,以下のようにコマンドを実行して環境変数を設定して下さい.

$ module load matlab-R2019a

その他,以下の環境設定用コマンドが利用できます.

ソフトウェア名

バージョン

設定用コマンド

技術処理

MATLAB

R2019a

module load matlab-R2019a

構造解析

ABAQUS

V6R2019x

module load abaqus-V6R2019x

COMSOL Multiphysics

6.0

module load comsol60

電磁界解析

ANSYS HFSS

19.r2

module load ansys.hfss19.r2

計算化学

Gaussian

16 rev.C.01

module load gaussian16-C.01

  • MATLAB, ANSYS HFSS, ABAQUS, Gaussianの利用には研究利用の登録が必要です.
  • 研究利用の申請方法は http://imc.tut.ac.jp/research/form を参照してください.

ソフトウェアの環境設定を削除する場合は,以下のコマンドを実行してください.

$ module unload 環境設定

例えば,Gaussianの環境設定を削除する場合は以下のようにしてください.

$ module unload gaussian16-C.01

ロードしているモジュールは以下のコマンドにより確認できます.

$ module list

利用できるモジュールは以下のコマンドにより確認できます.

$ module avail

ログイン後の環境設定方法

以下のファイルを編集することで,ログイン後の環境を自動的に設定することができます.

  • shの場合: ~/.profile
  • bashの場合: ~/.bash_profile, ~/.bashrc
  • cshの場合: ~/.cshrc