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編集者: hitachi04
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編集者: hitachi26
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行 2: 行 2:
== Intel コンパイラ ==
C/C++ で記述された計算プログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
{{{
$ icc ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

Fortran で記述された計算プログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
{{{
$ ifort ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

== PGI コンパイラ(準備中) ==
C/C++ で記述された計算プログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
{{{
$ pgcc ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

Fortran で記述された計算プログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
{{{
$ pgf90 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

{{{
$ pgf77 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}
行 29: 行 3:
C/C++ で記述された計算プログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してさい. 窓口サーバで利用できます.
C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
行 34: 行 9:
== Fortran コンパイラ ==
Fortran で記述された計算プログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ g++ ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
行 40: 行 19:
== Intel MPI ==
C/C++ 記述された計算プログラムをコンパイルする以下のコマンドを実行してさい.
== Intel コンパイラ ==
窓口サーバ利用できます.コンパイルを行う前に,moduleコマンドを実行してください.
行 43: 行 22:
$ mpiicc ソースファイル名 -o 出力するプログラム名 $ module load intel/2025
行 46: 行 25:
Fortran で記述された計算プログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してさい. C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
行 48: 行 27:
$ mpiifort ソースファイル名 -o 出力するプログラム名 $ icx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
行 51: 行 30:
C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ icpx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ ifx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

== AMD コンパイラ (AOCC) ==
窓口サーバで利用できます.コンパイルを行う前に,moduleコマンドを実行してください.
{{{
$ module load aocc/5.0.0
}}}

C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ clang ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ clang++ ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ flang ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

== Intel MPI ==
窓口サーバで利用できます.コンパイルを行う前に,moduleコマンドを実行してください.
{{{
$ module load intelmpi/2025
}}}

C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ mpiicc -cc=icx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ mpiicpc -cxx=icpx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}
Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

{{{
$ mpiifort -fc=ifx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

(例)
C で記述されたMPI並列計算プログラムをバッチジョブとしてコンパイルし,4プロセス並列で実行する場合のジョブスクリプト
{{{
#!/bin/bash
#PBS -q Eduq
#PBS -l select=1:ncpus=4:mpiprocs=4

ulimit -c 0 # avoid generating core files
. /etc/profile # enable module command
module load intel/2025
module load intelmpi/2025

cd $PBS_O_WORKDIR
mpiicc -cc=icx test.c -o test.x
mpirun -np 4 ./test.x

}}}
行 52: 行 100:
C/C++ で記述された計算プログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい. 窓口サーバで利用できます.コンパイルを行う前に,moduleコマンドを実行してください.
行 54: 行 102:
$ module load openmpi5.04
}}}

Open MPIを使用する場合は,コンパイラのコマンドを環境変数で指定します.ここではGNUコンパイラの場合を示します.
C言語で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ export OMPI_CC=gcc
行 57: 行 112:
Fortran で記述された計算プログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してさい. C++ で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
行 59: 行 114:
$ export OMPI_CXX=g++
$ mpicxx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

Fortran で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ export OMPI_FC=gfortran
行 61: 行 123:
{{{
$ export OMPI_F77=gfortran
$ mpif77 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

(例)
Fortran で記述されたMPI並列計算プログラムをバッチジョブとしてコンパイルし,4プロセス並列で実行する場合のジョブスクリプト
行 63: 行 132:
$ mpif77 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名 #!/bin/bash
#PBS -q Eduq
#PBS -l select=1:ncpus=4:mpiprocs=4

ulimit -c 0 # avoid generating core files
. /etc/profile # enable module command
module load intel/2025
module load openmpi5.04

cd $PBS_O_WORKDIR

mpiifort -fc=ifx test.f90 -o test.x
行 65: 行 146:


== ROCm環境のコンパイル ==
計算サーバのAMD GPUを利用するためのコンパイルコマンドです.
事前にインタラクティブジョブにより計算サーバに移動してください.
{{{
$ qsub -I -q Eduq -l select=1:ncpus=1:ngpus=1 -v SINGULARITY_IMAGE=/common/Singularity_sif/prg_env_amd_2025.01.sif
}}}

C言語もしくはC++で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ hipcc -I/opt/rocm/include -D__HIP_PLATFORM_AMD__ ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

* インタラクティブジョブの詳細については,[[https://hpcportal.imc.tut.ac.jp/wiki/HowToSubmitJob|ジョブの実行]] を参照して下さい.

== CUDAを利用する場合のコンパイル ==
CUDAによりIoT・AI基盤システムのNVIDIA GPUを利用するためのコンパイルコマンドです.
事前にインタラクティブジョブによりIoT・AI基盤システムの計算サーバに移動してください.
{{{
$ qsub -I -q iEduq -l select=1:ncpus=1:ngpus=1 -v SINGULARITY_IMAGE=/common/Singularity_sif/prg_env_intel_2025.01.sif
}}}

C言語で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ nvcc -ccbin gcc -I/usr/include ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

C++で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ nvcc -ccbin g++ -I/usr/include ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

Fortranで記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.
{{{
$ nvfortran -I/usr/include ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

* インタラクティブジョブの詳細については,[[https://hpcportal.imc.tut.ac.jp/wiki/HowToSubmitJob|ジョブの実行]] を参照して下さい.

プログラムのコンパイル

GNU コンパイラ

窓口サーバで利用できます. C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ gcc ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ g++ ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ gfortran ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Intel コンパイラ

窓口サーバで利用できます.コンパイルを行う前に,moduleコマンドを実行してください.

$ module load intel/2025

C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ icx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ icpx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ ifx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

AMD コンパイラ (AOCC)

窓口サーバで利用できます.コンパイルを行う前に,moduleコマンドを実行してください.

$ module load aocc/5.0.0

C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ clang ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ clang++ ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ flang ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Intel MPI

窓口サーバで利用できます.コンパイルを行う前に,moduleコマンドを実行してください.

$ module load intelmpi/2025

C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ mpiicc -cc=icx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ mpiicpc -cxx=icpx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ mpiifort -fc=ifx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

(例) C で記述されたMPI並列計算プログラムをバッチジョブとしてコンパイルし,4プロセス並列で実行する場合のジョブスクリプト

#PBS -q Eduq
#PBS -l select=1:ncpus=4:mpiprocs=4 

ulimit -c 0             # avoid generating core files
. /etc/profile          # enable module command
module load intel/2025
module load intelmpi/2025

cd $PBS_O_WORKDIR
mpiicc -cc=icx test.c -o test.x
mpirun -np 4 ./test.x

Open MPI

窓口サーバで利用できます.コンパイルを行う前に,moduleコマンドを実行してください.

$ module load openmpi5.04

Open MPIを使用する場合は,コンパイラのコマンドを環境変数で指定します.ここではGNUコンパイラの場合を示します. C言語で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ export OMPI_CC=gcc
$ mpicc ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++ で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ export OMPI_CXX=g++
$ mpicxx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortran で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ export OMPI_FC=gfortran
$ mpif90 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

$ export OMPI_F77=gfortran
$ mpif77 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

(例) Fortran で記述されたMPI並列計算プログラムをバッチジョブとしてコンパイルし,4プロセス並列で実行する場合のジョブスクリプト

#PBS -q Eduq
#PBS -l select=1:ncpus=4:mpiprocs=4

ulimit -c 0             # avoid generating core files
. /etc/profile          # enable module command
module load intel/2025
module load openmpi5.04

cd $PBS_O_WORKDIR

mpiifort -fc=ifx test.f90 -o test.x

ROCm環境のコンパイル

計算サーバのAMD GPUを利用するためのコンパイルコマンドです. 事前にインタラクティブジョブにより計算サーバに移動してください.

$ qsub -I -q Eduq -l select=1:ncpus=1:ngpus=1 -v SINGULARITY_IMAGE=/common/Singularity_sif/prg_env_amd_2025.01.sif

C言語もしくはC++で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ hipcc -I/opt/rocm/include -D__HIP_PLATFORM_AMD__ ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

* インタラクティブジョブの詳細については,ジョブの実行 を参照して下さい.

CUDAを利用する場合のコンパイル

CUDAによりIoT・AI基盤システムのNVIDIA GPUを利用するためのコンパイルコマンドです. 事前にインタラクティブジョブによりIoT・AI基盤システムの計算サーバに移動してください.

$ qsub -I -q iEduq -l select=1:ncpus=1:ngpus=1 -v SINGULARITY_IMAGE=/common/Singularity_sif/prg_env_intel_2025.01.sif

C言語で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ nvcc -ccbin gcc -I/usr/include ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ nvcc -ccbin g++ -I/usr/include ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortranで記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ nvfortran -I/usr/include ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

* インタラクティブジョブの詳細については,ジョブの実行 を参照して下さい.