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編集者: yi041
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編集者: yi041
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行 50: 行 50:
== Intel MPI == == Intel MPI (Intel コンパイラとの組み合わせ) ==
行 65: 行 65:
(例)<<BR>>C で記述されたMPI並列計算プログラムをバッチジョブとしてコンパイルし,4プロセス並列で実行する場合のジョブスクリプト
行 67: 行 66:
== Open MPI ==
Open MPIを使用する場合は,コンパイラのコマンドを環境変数で指定します.ここではGNUコンパイラの場合を示します.
C言語で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
行 68: 行 70:
#!/bin/bash
#PBS -q Eduq
#PBS -l select=1:ncpus=4:mpiprocs=4
$ export OMPI_CC=gcc
$ mpicc ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}
行 72: 行 74:
ulimit -c 0 # avoid generating core files
. /etc/profile # enable module command
module load intel/2025
module load intelmpi/2025
C++ で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
{{{
$ export OMPI_CXX=g++
$ mpicxx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}
行 77: 行 80:
cd $PBS_O_WORKDIR
mpiicc -cc=icx test.c -o test.x
mpirun -np 4 ./test.x
Fortran で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
{{{
$ export OMPI_FC=gfortran
$ mpif90 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}
{{{
$ export OMPI_F77=gfortran
$ mpif77 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

== ROCm環境のコンパイル ==
計算サーバのAMD GPUを利用するためのコンパイルコマンドです.
事前にインタラクティブジョブにより計算サーバに移動してください.
{{{
$ qsub -I -q Eduq -l select=1:ncpus=1:ngpus=1 -v SINGULARITY_IMAGE=/common/Singularity_sif/prg_env_amd_2025.01.sif
}}}

C言語もしくはC++で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
{{{
$ hipcc -I/opt/rocm/include -D__HIP_PLATFORM_AMD__ ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

== NVIDIA HPCコンパイラ ==
IoT・AI基盤システムのNVIDIA GPUを利用するためのコンパイルコマンドです.
事前にインタラクティブジョブによりIoT・AI基盤システムの計算サーバに移動してください.
{{{
$ qsub -I -q iEduq -l select=1:ncpus=1:ngpus=1 -v SINGULARITY_IMAGE=/common/Singularity_sif/prg_env_intel_2025.01.sif
}}}

C言語で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
{{{
$ nvcc -ccbin gcc -I/usr/include ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

Fortranで記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
{{{
$ nvfortran -I/usr/include ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
行 83: 行 120:

== Open MPI ==
C言語で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.
{{{
$ mpicc ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}
C++ で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

{{{
$ mpicpc ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}
Fortran で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

{{{
$ mpif90 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}
{{{
$ mpif77 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名
}}}

(例)<<BR>>Fortran で記述されたMPI並列計算プログラムをバッチジョブとしてコンパイルし,4プロセス並列で実行する場合のジョブスクリプト

{{{
#!/bin/bash
#PBS -q Eduq
#PBS -l select=1:ncpus=4:mpiprocs=4

ulimit -c 0 # avoid generating core files
. /etc/profile # enable module command
module load intel/2025
module load openmpi5.04

cd $PBS_O_WORKDIR

mpiifort -fc=ifx test.f90 -o test.x
mpirun -np 4 ./test.x
}}}

* ジョブの投入方法は,[[https://hpcportal.imc.tut.ac.jp/wiki/HowToSubmitJob|ジョブの実行]] を参照して下さい.

プログラムのコンパイル

Intel コンパイラ

C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ icx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行してください.

$ icpx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ ifx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

GNU コンパイラ

C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ gcc ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ g++ ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ gfortran ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

AMD コンパイラ (AOCC)

C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ clang ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ clang++ ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ flang ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Intel MPI (Intel コンパイラとの組み合わせ)

C言語で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ mpiicc -cc=icx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++ で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ mpiicpc -cxx=icpx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortran で記述されたソースコードをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ mpiifort -fc=ifx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Open MPI

Open MPIを使用する場合は,コンパイラのコマンドを環境変数で指定します.ここではGNUコンパイラの場合を示します. C言語で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ export OMPI_CC=gcc
$ mpicc ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

C++ で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ export OMPI_CXX=g++
$ mpicxx ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortran で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ export OMPI_FC=gfortran
$ mpif90 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

$ export OMPI_F77=gfortran
$ mpif77 ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

ROCm環境のコンパイル

計算サーバのAMD GPUを利用するためのコンパイルコマンドです. 事前にインタラクティブジョブにより計算サーバに移動してください.

$ qsub -I -q Eduq -l select=1:ncpus=1:ngpus=1 -v SINGULARITY_IMAGE=/common/Singularity_sif/prg_env_amd_2025.01.sif

C言語もしくはC++で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ hipcc -I/opt/rocm/include -D__HIP_PLATFORM_AMD__ ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

NVIDIA HPCコンパイラ

IoT・AI基盤システムのNVIDIA GPUを利用するためのコンパイルコマンドです. 事前にインタラクティブジョブによりIoT・AI基盤システムの計算サーバに移動してください.

$ qsub -I -q iEduq -l select=1:ncpus=1:ngpus=1 -v SINGULARITY_IMAGE=/common/Singularity_sif/prg_env_intel_2025.01.sif

C言語で記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ nvcc -ccbin gcc -I/usr/include ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

Fortranで記述されたプログラムをコンパイルするには,以下のコマンドを実行して下さい.

$ nvfortran -I/usr/include ソースファイル名 -o 出力するプログラム名

* ジョブの投入方法は,ジョブの実行 を参照して下さい.